【ワシントン聯合ニュース】米ワシントンを訪問中の韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は22日(米東部時間)、記者団に対し、ケリー米国務長官が北朝鮮の非核化の実現を前提に在韓米軍削減の可能性に言及したことに関連し、「北が早期に非核化に乗り出すよう促す意味」との考えを示した。「在韓米軍削減は遠い先の日に非核化が実現したら議論する問題」と強調した。 ケリー氏は同日、訪問先のドイツ・ベルリンでの記者会見で、北朝鮮が非核化に向けた対話へ復帰するよう期待した上で、「非核化が進展すれば脅威自体が減るため、この地域での米軍の駐留削減に着手する準備ができている」と述べており、発言の背景に関心が集まっていた。 尹長官は、北朝鮮で拘束されていた米国人男性が解放されたことを機に非核化交渉が再開される可能性については、「これまでのところ北朝鮮の態度に大きな変化があると断定するのは難しい。米当局者も現政策に変化はないとの立場を堅持している」と述べた。 韓日首脳会談開催の可能性に関しては「条件が整わない状態で会談だけすれば状況がさらに悪化することもある」として、「日本が慰安婦問題で明確に誠意ある措置を示すことが重要だ」と強調した。また、過去の問題に対する安倍晋三政権の姿勢について「毎日毎日、毎週毎週、後退している」と批判した。 ikasumi@yna.co.kr
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