ITU全権会議を広報する懸垂幕=(聯合ニュース)
ITU全権会議を広報する懸垂幕=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】4年に一度開かれる国際電気通信連合(ITU、本部ジュネーブ)の全権委員会議が20日、韓国南東部、釜山で開幕する。来月7日まで釜山の展示コンベンションセンター・BEXCOを中心に開かれる同会議には、170国余りの国と地域から閣僚、次官級約140人を含む計約3500人が政府代表団として出席。グローバル情報通信技術(ICT)の懸案を協議し、ICT政策の方向性を決める。 韓国で全権委員会議が開かれるのは初めて。アジアでの開催は1994年の京都以来、2度目となる。朴槿恵(パク・クネ)政権下で最大の国際イベントという点でも意味が大きい。 閔元基(ミン・ウォンギ)全権委員会議議長が主宰する会議では▼インターネット公共政策▼気候変動・環境保護問題とICTの役割▼サイバーセキュリティー▼ネットからの子ども保護▼先進国と開発途上国間の情報格差解消――などの議題について踏み込んで議論する。 また韓国が提起したICT融合とモノのインターネット(IoT)利用促進の二つの議題が決議文に含まれるかについて関心が集まる。 全権委員会会議ではITUトップの事務総局長をはじめ65のポストと、理事国の選出も行われる。 韓国はITU標準化総局長のポストに韓国科学技術院(KAIST)の李在摂(イ・ジェソプ)IT融合研究所研究委員を擁立している。標準化総局長は移動通信やIPテレビなどICTの国際標準について最終決定権限を持つ。 韓国のアジア枠での7回目の理事国選出は問題なく決定する見込みだ。 ◇エボラ熱影響、西アフリカ3カ国からの派遣なし 韓国政府は西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱がアフリカ以外の大陸にも広がっていることを受け、エボラウイルスの国内流入に神経を尖らせている。 西アフリカ3カ国(ギニア、リベリア、シエラレオネ)は会議に代表団を送らないことを決めたが、代表団の一部については現地を出発する際の発熱検査を要請したほか、韓国入国時にも検疫と滞在に関する情報の確認を徹底する方針だ。 sarangni@yna.co.kr
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