【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は14日、今年の韓国経済の成長率見通しを3.8%から3.5%に、来年の見通しを4.0%から3.9%にそれぞれ下方修正した。李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が政策金利を決める金融通貨委員会の後の記者会見で明らかにした。 李総裁は今年の成長率見通しについて「4~6月期と7~9月期の業績不振を反映し、下方修正した」と説明した。 消費者物価上昇率見通しも今年は1.9%から1.4%に、来年は2.7%から2.4%にそれぞれ引き下げた。 同日の金融通貨委では政策金利を年2.25%から過去最低に並ぶ年2.00%に引き下げることを決めた。 李総裁は利下げ決定の根拠として、今年と来年の経済成長率見通しが下方修正され、潜在成長率と実際の成長率との差を示すGDPギャップが解消される時期が遅れる可能性が高まったことや、今後の物価上昇圧力が従前の予想よりやや弱まるとみられることなどを挙げた。 さらなる利下げについては、年2.00%の政策金利が景気回復に役立つとの考えを示すなど、否定的な立場を示唆した。 hjc@yna.co.kr
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