セウォル号沈没事故以降、海洋船舶事故に対する警戒心が増しているにもかかわらず、事故数は昨年より増加していることがわかった(参考画像、提供:news1)
セウォル号沈没事故以降、海洋船舶事故に対する警戒心が増しているにもかかわらず、事故数は昨年より増加していることがわかった(参考画像、提供:news1)
「2014年韓国フェリー転覆事故」(2014年4月16日に発生したセウォル号沈没事故)以降、海洋船舶事故に対する警戒心が増しているにもかかわらず、事故数は昨年より増加していることがわかった。

 15日、新政治民主連合シン・ハクヨン議員が国務調整室から入手した資料を分析した結果、4月17日から8月31日までに起きた海洋船舶事故は合計341件、事故船舶は406隻と集計された。昨年の同期間は事故件数が99件、船舶数は95隻だった。

 そのうち、旅客船事故は昨年の11件からことしは25件の2倍以上に増えた。漁船、タンカー事故はことし、それぞれ262件、19件で、昨年の201件、14件に比べて小幅増加した。

 9月現在、発生した船舶事故は689件で、すでに昨年の全体事故件数638件を超えている。また、2012年に発生した事故件数(726)もすぐに超えてしまう見通しだ。

 シン議員は「政府はセウォル号沈没以降、船舶など海洋事故の安全管理体系に関して全面的な改変を約束したが、むしろ事故が増えるという状況が続いている」とし、「現在の政府の安全管理対策に疑問を投げかけるしかない」と伝えた。

 また、「セウォル号沈没事故以降、船舶事故に対する国民の不安は増すばかりだ。大統領や国務総理が関心を持って、国民が信頼でき実効性のある対策を出さなければならない」と強調した。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0