1970年代に韓国政府が半強制的に「ハングル専用政策」を施行して以来、韓国語関連の学界では「ハングル専用」と「漢字混用」が常に議論のテーマとされてきた。
数千年の間、韓国の歴史と共に使われてきた漢字と、500年ほど前に誕生し、近代社会になってから大衆的に使われてきたハングルとの関係。
毎年ハングル関連団体を中心に主導されてきた「韓国語はハングルのみで表記すべき」と見解の下、2005年に制定された韓国の「国語基本法」もそこの考え方に則っている。反面、「漢字を排除した結果、国民の言語生活と文化に多大な障害が生じた」との指摘も後を絶たない。
こうした中、最近ではハングルと漢字の混用を支持する学者たちも増えつつある。韓国のネットユーザからは、次のようなコメントが相次いでいる。
「漢字を必須教育に含める必要はないと思うが、漢字は韓国語の根源を成している文字でもあるので、勉強しておいて損はない」
「原則的にはハングル専用にして、発音だけでは理解しにくい単語だけ漢字を併記すればよい 」
「覚えるのに時間と労力がかかる漢字をあえて義務的に学習する必要があるのか ?」
「デジタル時代においては、ハングルが最強。ハングルのおがげで、せっかく先進国に近づいているのだから、いまさら過去に戻ることはない」
「頻繁に使われる同音異義語だけに注釈をつければ問題解決!日本語と違って漢字を知らなくても生活にまったく困らないので、漢字を学ぶ必要なし」
「漢字は残念ながらもう不要です しかし、知っておくと色んな場面で役に立ちます」
「あくまでもオプションにすればいいのだ。読めなくても実生活に支障がない訳だから、学習熱の高いヤツだけ学べばよい」
「IT先進国になったのはハングルのお陰。漢字を使い始めた瞬間、韓国は朝鮮時代に戻ってしまう」
「ただでさえ中国の影響力が高まっているのに、漢字をまた取り入れたらどうなるかわからない。そのうち中国の植民地になってしまうよ」
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