【ソウル聯合ニュース】韓国旅客船セウォル号沈没事故の一般乗客犠牲者の遺族団体は30日、事故の真相究明に向けた特別法制定をめぐる与野党交渉が檀園高校(京畿道安山市)の犠牲者遺族代表が同席する3者会合の形で行われていることに対し、一般乗客犠牲者遺族の代表も交渉に加えるよう与党に求めた。 一般乗客犠牲者の遺族団体は事故の犠牲者のうち、修学旅行中に事故に遭った檀園高校の生徒と教員、乗務員を除いた一般乗客43人の遺族で構成されている。 同団体の関係者はこの日、国会で与党セヌリ党の李完九(イ・ワング)院内代表らと面会し、「檀園高校の遺族団体が遺族全体を代弁しているわけではない」と述べ、一般乗客の遺族も交えた4者で交渉すべきだと訴えた。 これに対し李院内代表は、檀園高校の遺族は交渉の主体ではなく、交渉はあくまで与野党の間で行われていると説明した。また、交渉が最終段階に差し掛かれば、一般乗客犠牲者の遺族が同席できるようにすると約束した。 一般乗客犠牲者の遺族らは、特別法制定をめぐる8月19日の与野党の合意案を受け入れる意向を示している一方、檀園高校の遺族団体は真相調査委員会に捜査権と起訴権を付与する内容が含まれていないとして、同案の受け入れを拒んできた。 stomo@yna.co.kr
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