【仁川聯合ニュース】韓国・仁川で開催されているアジア大会の試合会場前で人共旗(北朝鮮国旗)を販売しようとした中国・朝鮮族の2人が警察の取り調べを受けたことが30日までに分かった。 仁川警察庁によると、韓国に居住する2人は今月29日午後6時半ごろ、仁川市内の文鶴競技場駅の出口付近で人共旗275本と、太極旗(韓国国旗)794本を並べて販売しようとした。同日、文鶴競技場では韓国代表と北朝鮮代表のサッカー女子準決勝が行われていた。 警察は「男性が人共旗を売っている」と市民から通報を受けて現場に駆けつけ2人を取り調べた。 警察は中国出身の2人は韓国の法律を知らなかった上に、営利目的の販売だったことを踏まえ特異な目的はないと判断。処罰しないことを決めた。 韓国では国家保安法で人共旗の販売が禁じられている。 取り調べで2人は、秋夕(中秋節、今年は9月8日)の連休に中国に一時帰国した際、アジア大会期間中に販売するため人共旗を大量に購入し韓国に持ち込んだことが分かった。 人共旗はこの日1本も売れず、警察はすべて没収する措置を取った。取り調べ終了後、2人は帰宅した。 sjp@yna.co.kr
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