【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が24日(現地時間)、米ニューヨークで開かれた国連総会で一般討論演説を行い、朝鮮半島の統一問題に言及したことを受け、北朝鮮の対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会は26日に声明を発表し、「南北関係を破局に追い詰める挑発行為」と非難した。同日、朝鮮中央通信が報じた。 声明は「執権者が直接、国連の場で極悪な妄言を述べたのは初めて」と指摘。演説の内容は朴大統領の凶悪な本心を示すもので、北朝鮮との正面対決を宣言したものと主張した。 また朴大統領が演説で北朝鮮の核問題と人権問題に触れたことについては、「われわれの尊厳と体制に対する挑戦であり、南北関係を破局に向かわせる危険な行為」と強調した。 南北軍事境界線がある非武装地帯(DMZ)に世界生態平和公園を作るとした構想に関しては、「南北間の軍事、政治的対決状態を解消せずに、境界線地域に平和公園は建設できない」と反発。2007年の南北首脳宣言で合意した西海(黄海)平和協力特別地帯設置を履行するよう求めた。 南北統一をドイツ統一に並ぶものと位置付けたことについては、韓国が吸収統一のために戦争を望むのであれば、北朝鮮は勝利を得るための準備ができていると主張した。 yugiri@yna.co.kr
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