【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の朴秀珍(パク・スジン)副報道官は26日、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が25日に開かれた最高人民会議(国会に相当)に出席しなかったことについて、「健康異常説などを含めいろいろな可能性を念頭に注視している」と明らかにした。 朴副報道官は同日の定例記者会見で「北が(金第1書記の)欠席の理由について何も発表していない状況なので、韓国政府が確認できる事項はない」と説明した。 また、別の政府当局者は金第1書記が楽団による公演を観覧したのを最後に、23日間、公の場に姿を見せていないものの、「今月18日には青年同盟の大会に書簡を送るなど業務は行っている」と話した。その上で、「体制が安定するにつれ、それほど重要ではない会議には出席しなくても良いと判断したのではないか」と推測した。 金第1書記は現体制になり4回開かれた最高人民会議にすべて出席してきたが、父親である故金正日(キム・ジョンイル)総書記が同会議に2回に1度の割合で出席していた前例に従っているのではないかとする分析も出ている。 関係当局は金第1書記が7月には右足を、9月には左足を引きずる様子を見せるなど、健康に問題があることを把握している。また、金第1書記の足の治療をするため海外から医療関係者が北朝鮮に入ったことも把握しているとされる。 だが、金第1書記が足のどこに問題があるのか正確には確認できていない。一部で提起されている「金第1書記はすでに足首の手術を受けた」といううわさについても、確認できていないもようだ。 sjp@yna.co.kr
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