【清州聯合ニュース】韓国中部、忠清北道清原郡の五松で26日、「2014 五松国際バイオ産業エキスポ」が開幕する。エキスポは、「生命、美しさを開く秘密」をテーマに忠清北道と清州市、産業通商資源部の共催で開かれる。総事業費は250億ウォン(約26億円)。 同日午前8時半からは五松生命科学団地内のメーン公演場で開幕を祝う開場式が、午後4時には開幕式が行われる。 韓国空軍「ブラックイーグルス」が祝賀飛行を行い、ダンスチーム「生命のビート」によるパフォーマンスや、体を動かして音や光を放つITバンド「カタ」の公演が予定されている。 同エキスポ組織委員会共同委員長を務める李始鍾(イ・シジョン)忠清北道知事と呉盈教(オ・ヨンギョ)元行政自治部長官による開幕宣言に続き、尹相直(ユン・サンジク)産業通商資源部長官のあいさつが行われる。 また、鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相や潘基文(パン・ギムン)国連事務総長、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長、ノーベル化学賞受賞者のアーロン・チカノーバー氏、山梨県の横内正明知事、タレントのソン・ヘ氏らの祝賀メッセージビデオも上映される。 人類が夢見る美しい未来を表現するアートサーカス公演も行われる。 公式行事後には、Block B、BOYFRIEND、CRAYON POP、TAHITIなどの人気K-POPグループやカン・ジン、キム・サンベ、イ・ドンジュンらトロット(韓国の演歌)歌手の祝賀公演が続く。 エキスポは二つのテーマ展示館、各三つの体験館と産業館、人体探検館、体験学習センター、野外体験場、メーン公演で構成されている。 バイオ未来館はポストゲノム以降のバイオ産業化段階、現況と成果、医療・医薬・食糧・エネルギー・融合技術などバイオ技術の未来と無病長寿を目指す人類の夢を展示している。ここではソウル大の李柄千(イ・ビョンチョン)教授のチームが誕生させた国の天然記念物のクローン犬が見られる。 テーマ映像館は生命工学の価値、バイオ産業がもたらす美しい未来を3D映像で見るアドベンチャー型の映像館。「人類の夢、バイオライフ」をテーマにした7分間の映像で未来のバイオ時代を垣間見ることができる。 健康体験館は120歳までの長寿に挑むバイオ未来治療技術体験プログラムと健康な生活に関する情報を提供する。がん、心臓疾患など現代人の健康を脅かすさまざまな疾病を血液1滴で検査するバイオセンサー機器が展示される。また、脳波や脈などでうつ病、認知症の有無を検査できる。 ビューティー体験館では世界的に注目を集める韓国の美容技術を体験しバイオ化粧品など未来の美容に触れることができる。韓国の女性グループ、SISTARが実際にステージで公演しているかのような臨場感を持って鑑賞できるホログラムコンサートも行われる。 エデュ体験館は学生のためのスペース。忠北道立大が進行する「楽しいバイオ実験室」で生命科学の基礎知識を学べる。 エキスポには国内外から297の企業と約700人のバイヤーが出席する。観覧客は70万人に達すると見込まれる。 生産誘発効果は2383億ウォン、付加価値は1089億ウォンに達し、4176人の雇用創出を期待している。 李知事は「国内外バイオ産業の流れと成果はもちろん、未来の価値を集大成したエキスポで、美しい思い出をつくり有益な情報に接することができる」と話した。 エキスポは来月12日まで。運営時間は午前9時~午後6時まで。 入場券は現地チケット販売所やインターネット通販サイトで購入可能。 sjp@yna.co.kr
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