大型スーパーの輸入ビールコーナー=(聯合ニュース)
大型スーパーの輸入ビールコーナー=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】かつて韓流ブームに乗って人気を集めた韓国伝統の濁り酒、マッコリの輸出が3年連続で減少し続けている。 韓国貿易協会によると、今年1~8月のマッコリ輸出額は1044万ドル(約11億4000万円)で、前年同期比19.7%の減少となった。 マッコリの輸出額は2011年に前年比176.2%増の5274万ドルを記録したのをピークに、12年に3689万ドル(前年比30.0%減)、13年に1886万ドル(同48.9%減)と大幅に落ち込んでいる。 また、今年1~8月の韓国焼酎の輸出額は6424万ドルで前年同期比8.0%減少した。昨年1年間の輸出額が1億751万ドルで前年比15.2%減少したのに続き2年連続で減少傾向にある。 マッコリと焼酎の最大の輸出先である日本市場での需要が減ったためだ。 1~8月の日本向けのマッコリ輸出額は643万ドル(前年同期比32.3%減)、焼酎は4403万ドル(同14.3%減)。円安や韓日関係の冷え込み、日本消費者の嗜好(しこう)の変化などさまざまな要因が働いたとみられる。 その半面、中国向けの輸出は順調に伸びている。1~8月の中国向けマッコリ輸出額は132万ドル(同28.2%増)、焼酎は631万ドル(同16.4%増)とそれぞれ増加した。 貿易協会関係者は「海外の消費者の好みが変化し続けており、好みに合わせた製品開発と輸出戦略を立てる必要がある」と話した。 一方、韓国国内では日本酒の人気が一段落して、輸入ビールの人気が勢いを増している。 1~8月のビール輸入額は7292万ドルで前年同期比21.8%増加した。 年間のビール輸入額増加率は10年の17.7%以降、毎年2桁の伸びを記録している。 今年に入ってからの日本酒の輸入額は982万ドルで8.5%減った。 韓国の飲酒文化がアルコール度数の強いものより、ソフトで飲みやすいものを好むよう変化したことに加え、さまざまな味が楽しめる輸入ビールを求める消費者が増えたためとみられる。  sjp@yna.co.kr
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