今年8月、ミャンマーのネピドーで日韓外相会談を前に握手する岸田文雄外務大臣と韓国ユン・ビョンセ外交部長官(提供:News1)
今年8月、ミャンマーのネピドーで日韓外相会談を前に握手する岸田文雄外務大臣と韓国ユン・ビョンセ外交部長官(提供:News1)
第69回国連総会に合わせ、韓国ユン・ビョンセ外交部長官と日本の岸田文雄外務大臣が外相会談を開くことが24日明らかになった。

 韓国外交部関係者は、「総会出席を機に日韓の外交長官の会談を開く方案を協議中」としながら、「具体的な日にちはまだ確定していない」と話した。

 他の情報筋では「両国の日程を調整中」としながら、「25日(現地時間)になる可能性がある」と話した。

 両国の外相会談が開かれるのは今年に入って4度目で、今回の会談は日韓間の高級事務レベルの外交チャンネルを持続させる意味で開かれる側面が高いと伝えられた。

 従軍慰安婦問題等、歴史問題で両国間の意見の差は以前縮まらずにいる。

 ただ来月、現政権に入って初めて日韓次官レベルの戦略対話が開かれる予定であるなど、高級事務レベルの外交チャンネルは事実上正常化している雰囲気なので、日韓外相会談ができない理由がないという判断があると思われる。

 韓国は今回の会談で慰安婦問題に対する日本政府の「結者解之(自分の過ちは自分で解決すべきであるという意味の語)」的な行動を再度促すものと見られる。

 一方日本側は、最近日韓首相会議開催の意思を明確にしているだけに、このような立場を強調するものと見られる。

 合わせて両国は、今回の会談で日中韓協力の必要性についても議論する予定だ。

 日中韓の3ヶ国は去る11日、ソウルで開かれた高級事務レベル会議(SOM)を通して3ヶ国外相会談開催の可能性を模索していくことで合意した。

 日本と中国の間に立ちこの会議開催を導き出した韓国政府は、日中韓外相会談や3ヶ国首脳会談に積極的な立場だ。

 中国との対話を求めている日本も大きく変わらない態度であると見られ、今回の日韓間の会談で日中韓外相会談の推進と関連し両国間でどんな議論が交わされるか注目される。
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