【ソウル聯合ニュース】韓国軍は2020年までに建造する大型輸送艦「独島」(1万4000トン)の後継艦を、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ2機が同時に離着陸できるよう設計する計画であることが18日、分かった。軍関係者が明らかにした。独島艦より甲板を拡張するという。
 同関係者は「軍がオスプレイを導入する計画はない」としながらも、「独島艦の後継艦を建造して戦力化すれば、さまざまな合同作戦が可能になる」と説明した。
 米軍が沖縄の普天間飛行場に配備したオスプレイは24~32人が搭乗可能で、最高速度は時速500キロに達する。
 韓国軍がオスプレイを運用できるよう後継艦を設計するのは、米軍との合同軍事練習の際、韓国南東部の浦項に展開する在日米軍との合同作戦を考慮した措置とみられる。ヘリコプターの離着陸しかできない独島艦の甲板を高強度の材質を使って拡張すると、多数の兵力が輸送可能なオスプレイを運用でき、艦艇の作戦運用能力を高められる。
 韓国軍関係者は後継艦について、「独島艦の運用概要とトン数などに大きな変動はない。3隻目の独島艦の建造計画も現段階ではない」と伝えた。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0