【東京聯合ニュース】韓国と日本は18日、東京で第16回文化交流局長級協議を開催し、国交正常化50周年を迎える来年に大規模な記念文化行事を開き、交流を強化することで合意した。
 韓国からは外交部の金東起(キム・ドンギ)文化外交局長、日本からは外務省の新美潤・国際文化交流審議官が首席代表として出席。双方は、行事を全国的に開催し、両国の交流が活発化するよう努力することで一致した。これに向け、韓国側は来年初めにソウルで再度協議を開くことを提案した。
 双方はまた、外交当局者や民間専門家、ジャーナリストが参加して韓日の相互認識改善を話し合う外交フォーラムを開くことでも合意した。
 韓国は2018年の平昌冬季五輪と20年の東京五輪が大きな成功を収められるよう、組織委員会同士の定例協議を行うことを提案し、日本は前向きに検討すると回答した。青少年交流の拡大でも一致した。
 一方、文化財をめぐる懸案では見解の相違がみられた。日本政府が韓日国交正常化交渉で韓国から持ち出した文化財に関する情報を隠蔽(いんぺい)したとの疑惑に対し、韓国は日本政府が文化財のリストを公開すべきだと主張。これに対し日本側は、日本政府が自ら情報を隠蔽したというのは誤りだと反論した。
 また、日本側は韓国の窃盗グループが長崎県対馬市から盗み出し、韓国に持ち込んだ仏像の返還問題を提起。韓国は、仏像は没収されているため、日本側が返還を申し入れれば韓国当局が別途判断をすると説明した。
 文化交流局長級協議は通常、隔年で開かれるが、両国関係の悪化の影響で、今回は4年ぶりの開催となった。

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