コンテナの積み下ろし作業が行われている釜山港=(聯合ニュース)
コンテナの積み下ろし作業が行われている釜山港=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】国際原油価格下落などの影響で韓国の輸入物価(ウォンベース)が6か月連続下落した。
 韓国銀行(中央銀行)が15日発表した8月の輸入物価指数(2010年を100とする)は94.16で、前月比0.8%下がった。2009年10月(93.28)以来、4年10か月ぶりの低水準。
 輸入物価の下落は、国際原油価格の低下が主要因。月平均のウォン・ドル相場は前月比0.5%のウォン安となったが、中東ドバイ原油価格が前月の1バレル当たり106.13ドルから101.94ドルに下落した。
 原材料と中間財、資本財の輸入価格がそれぞれ前月比2.1%、0.2%、0.1%下落。消費財は0.1%上昇した。
 品目別では原油(マイナス3.4%)、トウモロコシ(マイナス7.5%)、大豆(マイナス2.9%)などの下落幅が大きかった。牛肉、冷凍魚類はそれぞれ2.9%、6.0%上昇した。
 一方、先月のウォンベースの輸出物価は同0.1%上昇した。ウォン安・ドル高などの影響を受けた。
 ビスコース織物が6.6%、コピー機が1.3%、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)が2.6%上昇した。ガソリンは8.3%、生鮮魚介類は2.7%それぞれ下落した。
 ウォンベースの輸出物価が上がれば、輸出企業が同じ商品を売って手に入れる金額が韓国ウォン換算で増えることを意味し、採算性が向上したとみることができる。


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