【ソウル聯合ニュース】北東アジアの安全保障などを話し合う非公式フォーラム「北東アジア協力対話(NEACD)」が17~18日に米国で開催される。ただ、北朝鮮の関係者は出席しない見通しだ。
 複数の外交筋によると、米カリフォルニア大サンディエゴ校世界紛争・協力センター(IGCC)は17~18日に米サンディエゴで北東アジア協力対話を開催する。韓国、米国、中国、日本、ロシアの政府および民間専門家が出席する。
 今回の対話は6カ国協議参加国、とりわけ韓米中の高官当局者が集まり、北朝鮮の核問題や6カ国協議の再開問題を協議することから注目される。韓米中など主要国当局者らは非公式接触を続けると予想される。韓国政府関係者は「北東アジアで多国間の安保協力に対する対話のモメンタム(勢い)が維持されるという意味がある」とコメントした。
 北朝鮮は2012年に中国で開かれた前回の対話に参加し、核問題をめぐる立場を説明するPRの場として活用したが、今回は参加を見送ったという。
 北東アジア協力対話はIGCC主管で1993年に発足。北朝鮮を含む6カ国協議当事国の外交・国防官僚や学者が参加し、北東アジアの安全保障問題などを協議している。ただ、昨年は財源などの問題で開催されなかった。
 今年は当初、ロシアで開催される予定だったが、ウクライナ情勢などによる米ロ関係悪化により米国で開催されることになった。ロシア側の政府関係者は出席しない。


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