【ソウル聯合ニュース】国連総会で基調演説をするため北朝鮮外相として15年ぶりに訪米するリ・スヨン外相が朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領やオバマ米大統領と昼食会で同席することが予想され、注目が集まっている。
 複数の韓国政府筋によると、第69回国連総会が始まる24日に潘基文(パン・ギムン)国連事務総長主催の公式昼食会が開かれる。昼食会は国連総会で基調演説する国連193の加盟国の政府代表が出席対象だ。オバマ大統領は出席予定で、朴大統領も出席する公算が大きい。李外相についても、最近の北朝鮮の外交姿勢を踏まえると、「欠席する理由がない」(韓国筋)とされる。
 ただ、最前列に座ると予想される韓米の大統領と李外相との席は離れることになり、接触は難しいとみられる。
 一方、韓国と北朝鮮の外相が接触する可能性は残っている。
 李外相は米国滞在ビザの発給を受けたとされ、23日にニューヨークに到着することになりそうだ。
 朴大統領の訪米に同行する尹炳世(ユン・ビョンセ)韓国外交部長官は、朴大統領が基調演説を行う24日以降も米国に27日まで滞在する予定。このため北朝鮮外相と接触する可能性がある。李外相は当初30日に予定していた基調演説を27日に早める可能性が高いとされる。
 韓国政府は李外相がニューヨーク滞在中に米民間団体のセミナーなどに出席し、核問題や米朝関係について北朝鮮の立場を主張する活動を行うとみている。非同盟諸国との2カ国協議を行うことも予想される。


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