北朝鮮選手団の第一陣が仁川入り＝アジア大会

【仁川聯合ニュース】韓国・仁川で19日に開幕する第17回アジア競技大会に出場する北朝鮮選手団の第一陣が11日午後6時45分ごろ、高麗航空機で仁川国際空港に到着した。　　
　第一陣はボートとサッカーの代表選手のほか、朝鮮オリンピック委員会代表と役員、審判、医療スタッフ、取材陣の94人で構成された。　
　サッカー代表のうち、スイスのサッカーチーム、バーゼルでプレーするパク・グァンリョンは同国から仁川に向かう。
　入国した北朝鮮選手団は待機していたバスに乗り、警察に先導され仁川市内の選手村に入る。その後、支給されているADカード（資格認定証）を登録する。　
　北朝鮮選手団は5組に分かれて韓国に入国する予定だ。先発隊に続き16日に87人、19日に33人、22日に41人、28日に7人が仁川に到着する。在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）系の選手と記者10人は日本から仁川を訪れる予定だ。
　北朝鮮は今回のアジア大会にサッカーや競泳、陸上、柔道など14競技に150人の選手を派遣する。
　2002年の釜山アジア大会で金メダル9個を獲得して9位に入った北朝鮮は、2006年のドーハ大会、2010年の広州大会でトップ10入りを逃したが、今大会では12年ぶりに10位以内を目指している。　
　北朝鮮の競技は15日午後5時に行われる男子サッカーの中国戦が初戦となる。