【ソウル聯合ニュース】世界的な低金利が長期化する中、中国の金融機関が高収益を求め韓国の株式や債券などに投資した金額が2008年末の4711億ウォン(約488億円)から昨年末に20兆8000億ウォンへ約44.2倍になったことが9日、分かった。
 韓国金融監督院などによると、今年7月末現在、韓国の証券市場(株式、債券)に流入した中国系資金の残高は23兆3000億ウォンと集計された。半年で2兆5000億ウォン増加したことになる。
 中国系資金の韓国への流入は、中国政府の資金を運用する中国人民銀行(中央銀行)や政府系ファンド「中国投資」などが収益率を高めるため投資先を変更したことに伴う。中国の金融改革の推進による海外投資の拡大で、韓国への流入は一層速く進む見通しだ。
 韓国国際金融センターの関係者は「韓国の国債金利は経済発展の程度が似通った台湾などに比べ高いレベルで、投資を引き込みやすい」と述べた。


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