【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が5日に発表した国民所得統計によると、上半期(1~6月)の財貨とサービスの輸出額(ウォンベース)は373兆9410億ウォン(約39兆円)で、前年同期(379兆9410億ウォン)に比べ1.5%減少した。
 輸出額は国際収支に反映された商品輸出額(ドルベース)をウォンに換算し算出した。特に商品(財貨)の輸出額は332兆4334億ウォンで同2.3%減少した。
 ウォン換算での輸出額の減少は、ウォン高ドル安が大きく影響した。実際、上半期の国際収支に反映された商品輸出額(ドルベース)は3120億7000万ドルで同3.7%増加した。
 しかし、上半期のウォンの対ドル相場は平均1ドル=1049.85ウォンで、前年同期(1ドル=1103.27ウォン)より53.42ウォンのウォン高となり、ウォン換算の輸出額が減った。例えば、昨年上半期と同様に1億ドル分を輸出した企業は、今年はウォン換算額が約53億ウォン減ったことになる。韓国銀行関係者は「輸出量が同じなら売り上げは落ちる」と話している。
 一方、上半期の財貨とサービスの輸入額(ウォンベース)も338兆6119億ウォンで、前年同期(350兆4854億ウォン)より3.4%減った。商品(財貨)の輸入額をみると、282兆4636億ウォンで4.7%減少した。



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