ドイツなど世界3カ国で同時公開されたサムスン電子の新型スマホ=(聯合ニュース)
ドイツなど世界3カ国で同時公開されたサムスン電子の新型スマホ=(聯合ニュース)
【ベルリン聯合ニュース】欧州最大の家電見本市「IFA」開幕を控え、サムスン電子が3日(現地時間)に現地ドイツ・ベルリンで、新型スマートフォン「ギャラクシーノート4」や「ギャラクシーノートエッジ」などを報道陣に公開した。

 上半期にスマートフォン「ギャラクシーS5」を発売したのに続き、下半期もこれら新製品で勝負する。成長が頭打ちのハイエンドスマートフォン市場で突破口を開けるか、注目される。
 サムスン電子はまた、ウェアラブル端末の「ギアS」と「ギアサークル」、仮想現実(VR)ヘッドセット「ギアVR」も公開した。
 このイベントはベルリンだけでなく、中国・北京と米ニューヨークでも開かれた。3カ国での同時開催は初めて。
 韓国に残ってイベントの陣頭指揮を執った申宗均(シン・ジョンギュン)IT・モバイル(IM)部門代表は、「ギャラクシーノートはペンと筆記文化をモバイル技術で具現し、新たなカテゴリーを生み出した。ノート4は、最も発展したノートの経験の神髄をみせるだろう」と述べた。
◇ノートで最高の仕様 
 ギャラクシーノートは2011年、5インチの大画面とペン機能「Sペン」が特長のタブレット端末並みのスマートフォンとして登場。その4番目モデルのノート4は、公開前から大きな関心を集めていた。
 ディスプレー、カメラ、バッテリー、通話などスマートフォンの主要機能をすべて最高レベルの仕様にした。画面サイズは前モデルのノート3と同じ5.7インチながら、画質は2倍優れた有機ELディスプレーにアップグレード。色表現力やコントラスト比、視野角なども向上した。
 「マルチウインドウ」機能により、簡単な操作で使用中の画面をポップアップにしたり、画面に分けて複数のアプリを使ったりすることができる。
 1600万画素のメーンカメラは光学式の手振れ防止機能を搭載。インカメラはシリーズ最高の370万画素で、F1.9の明るいレンズを採用した。
 Sペンは筆圧の強弱を繊細にとらえ、より自然な書き具合になるよう改善した。 
 複数の情報を一度にメールやメッセンジャーで共有する「スマートセレクト」機能を初めて取り入れたほか、記録したい情報をカメラで撮影するだけで「Sノート」と連動しコンテンツとして認識し、整理してからファイルで保存することも可能だ。
 ギャラクシーノート4はメタルフレームを採用し、デザイン性を高めた。10月から世界で順次発売される。
◇曲面型スマホやウェアラブルも
 ギャラクシーノートエッジはディスプレーの右サイドが曲面になっており、画面の前面だけでなく右側面でも情報を表示する点が最大の特長。動画などを視聴中でも右側面でメッセージやお知らせを確認できる。
 腕時計タイプのウェアラブル端末、ギアSは2.0インチの有機ELディスプレーに第3世代(3G)移動通信、WiFi(ワイファイ)、内蔵キーボード機能を備えた。
 スマートフォンと離れていても通信機能を使える。もう一つのウェアラブル端末、ギアサークルはペンダント型だ。
 VRヘッドセットのギアVRは「360度ビュー」を楽しめる。頭に装着しVRコンテンツを再生すると、大型ワイドスクリーンを見ている時のような、映像の中に入りこむような感覚が得られるという。


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