【ソウル聯合ニュース】韓国射撃を代表する秦鍾午(チン・ジョンオ、34)。3大会連続出場した五輪すべてでメダルを獲得した。
 秦は五輪初出場となった2004年のアテネ大会男子50メートルピストルで銀メダルを手にし一躍注目を集めた。韓国が五輪射撃でメダルを獲得したのはこのときが初めてだった。
 08年の北京五輪では50メートルピストルで金、10メートルエアピストルで銀。12年のロンドン五輪では10メートルエアピストルと50メートルピストルでそれぞれ金メダルに輝いた。
 特に、50メートルピストルでは五輪2大会連続金メダルという記録を打ち立て、韓国人選手として初めて夏季五輪個人種目で連覇を成し遂げた。韓国の射撃選手で五輪2冠王となったのも秦が初めて。
 19日に開幕する仁川アジア大会は秦にとって4回目のアジア大会出場となる。
 02年の釜山大会では10メートルエアピストルで銅メダル、50メートルピストル団体で銀メダルを取った。
 06年のドーハ大会は10メートルエアピストルで銅メダル。10年の広州大会では10メートルエアピストルと50メートルピストル団体で金メダルを獲得した。
 だが、50メートルピストル個人では銀メダル、10メートルエアピストル個人では4位入賞にとどまった。
 今大会では個人で初となる金メダルを狙う。
 高い集中力に豊富な経験が加わって、技量がさらに強化されたと評価される。
 昨年5月のワールドカップ(W杯)ミュンヘン大会の10メートルエアピストルで金メダル、また同7月の同グラナダ大会では10メートルエアピストルと50メートルピストルで金メダルを獲得した。
 秦はアジア大会で初の金メダルに向け体力を強化していると話した。
 30代中盤に入ったことに加え、アジア大会の直前にスペインで世界選手権に出場しなければならないためだ。
 秦は「大変だという思いを振り払い体力をすぐに回復させ、好成績を出して(期待に)応えたい」と抱負を語った。


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