【ソウル聯合ニュース】4~6月期に韓国の機関投資家による対外証券投資の増加幅が、2008年のリーマン・ショック以降で最大を記録した。
 韓国銀行(中央銀行)が2日発表した資料によると、保険、証券、資産運用会社など機関投資家の対外証券投資の残高は6月末時点で903億ドル(約9兆4200億円)と、3月末に比べ100億ドル増加した。四半期ベースで対外証券投資残高が100億ドル以上増加するのは、2007年10~12月期(151億5000万ドル増)以来。また、昨年通年の増加幅(93億ドル)も上回った。
 投資残高は2012年から増加しているが、900億ドル台を回復するのはリーマン・ショック発生直前の2008年4~6月期(952億ドル)以来、6年ぶり。
 韓国銀行の関係者は「大規模な経常黒字で外貨の流動性が高まり、対外証券投資の需要が増加した」と説明した。保険会社と証券会社は戦略的に対外債券投資を増やしているという。
 今年4~6月期の場合は、資産運用会社と保険会社が債券、株式の買い入れを増やし、投資残高を押し上げた。


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