ハンストを続けてきた男性は事故で高校生の娘を失った金泳五(キム・ヨンオ)さん。捜査・起訴権を持つ調査機関の設置を盛り込んだ法制定を求め、7月14日からソウル中心部にテントを張り、ハンストを開始した。ハンスト40日目の今月22日には体調が悪化し、病院に運ばれたが、法制定に向けた進展があるまでハンストを続ける意向を示し、食事を拒否していた。
家族対策委によると、金さんは家族や遺族の要請を受け、ハンストを中断。法制定に向けた長期戦に備えるという。
特別法制定をめぐり長期にわたり対立を続けていた与野党は今月19日、電撃的に合意案を発表したものの、遺族らは事故の真相調査委員会に捜査権と起訴権を与える特別法を制定するよう求め、同案に反対している。野党側はこう着状態に陥った政局の打開策として、与野党と遺族らによる3者協議体の発足を正式に提案したが、与党セヌリ党は「3者協議を通じ立法を推進するのは代議制民主主義と議会民主制を根本的に傷つける非常に危うい発想」と提案を拒否している。
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