起亜自動車の李三雄(イ・サムウン)社長=(聯合ニュース)
起亜自動車の李三雄(イ・サムウン)社長=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の起亜自動車は28日、メキシコに10億ドル(約1039億円)を投じ年産30万台規模の自動車工場を建設すると発表した。
 同社は27日(現地時間)にメキシコ市で、ヌエボ・レオン州と投資契約の調印式を行った。メキシコのペニャニエト大統領も出席した。

 工場はメキシコ北東部のヌエボ・レオン州に新設される。来月末に着工し、2016年から小型車の生産を開始する予定だ。
 メキシコ工場が完成すれば、起亜の年産能力は国内169万台、海外168万台の計337万台に引き上げられることになる。
 起亜は同工場の新設について、世界市場での生き残りと成長エンジンの確保には新市場の開拓が不可避と説明した。
 韓国はメキシコと自由貿易協定(FTA)を締結しておらず、完成車をメキシコに輸出すれば高率の関税をかけられる。現地で生産した場合、メキシコだけでなく北米や中南米でも無関税での販売が可能だ。さらに現地生産量の10%まで、韓国から無関税での完成車輸出が認められるため、韓国国内の生産増も期待できる。

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