【ソウル聯合ニュース】24日から25日にかけて韓国南部で記録的な大雨が降り、死者・行方不明者が13人となるなど、被害が相次いだ。
 1時間に100ミリを超える強い雨が降った釜山市内の地下鉄や列車が運航を見合わせ、周辺の一部道路が通行止めになるなど、交通がまひした。
 26日には雨がやみ、浸水などにより運休していた鉄道や冠水した道路など、交通網が復旧し始めた。
◇死者・行方不明者13人 被災者は数百人
 慶尚南道・昌原では25日午後、路線バスが増水した川に転落する事故が発生した。この事故で1人が死亡、6人が行方不明となった。同日午後には50代男性が排水路に転落して行方が分からなくなっている。
 釜山市内でも25日午後、冠水した地下車道内の乗用車1台から2人が発見され、病院に運ばれたが死亡が確認された。死者4人、行方不明者1人となっている。
 土砂崩れや浸水被害により、釜山では68世帯の約200人が被災した。蔚山では住宅99世帯が浸水し、約270人が被災。付近の小学校などへ避難した。また約4000台の車両が浸水被害を受けた。
 ◇地下鉄・鉄道・道路が復旧 交通網は次第に正常化
 浸水により運休していた釜山都市鉄道などは正常運行している。
 釜山交通公社は25日午後から遅延・運休していたい都市鉄道1・2・4号線の運行を26日午前の始発から正常化したことを発表した。
 通行規制されていた道路も規制が解除されつつあるが、浸水や破損により、依然として各所で渋滞が発生している。

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