【ソウル聯合ニュース】韓国軍と情報当局は15日付の北朝鮮労働党機関紙・労働新聞に掲載された発射体について、300ミリロケット砲と酷似した新たな短距離発射体と分析していることが17日、分かった。
 韓国政府筋は「北朝鮮は14日に元山一帯で発射した短距離発射体の写真を15日に労働新聞で公開したと判断している」として、「情報当局は発射体が従来に公開されたものとは異なる新たな形態とみている」と明らかにした。
 同筋は「飛行軌跡と距離は300ミリロケット砲と同じだが、だからといってロケット砲と即断することはできない」と指摘。「情報があるKN02短距離ミサイルとはさらに違う」と述べた。
 別の消息筋は「今年に入り、北朝鮮が発射した『スカッド』と『ノドン』ミサイルを除くと、短距離ミサイルについては一度も公式に(詳細情報を)公開していない」と説明。「北朝鮮は多種の短距離発射体を保有し、開発しているため、詳しく分析する作業が必要」とした。
 北朝鮮が開発中の300ミリ新型ロケット砲は最大射程距離が230キロと推定される。韓国の情報当局は北朝鮮が約100発を保有しているKN02の射程を120キロから170キロに伸ばしたと推定している。北朝鮮が14日、元山で発射した短距離発射体は約220キロを飛行した。
 韓国と米国の情報当局は元山で発射された5発の短距離発射体の飛行軌跡や労働新聞で公開された発射体の本体と発射台などを詳しく分析している。
 北朝鮮の朝鮮中央通信によると、第2自然科学院ロケット弾研究室長は15日、「また開発完成した戦術ロケット弾の試験発射が大きく成功した」と主張した。 

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