【ソウル聯合ニュース】韓国の政策金利が現行の年2.50%から2.25%に利下げされる見通しだ。
 韓国銀行(中央銀行)は14日の金融通貨委員会で政策金利を発表する。昨年5月に0.25%利下げした後、14か月連続で据え置いている。民間消費が伸び悩んでいるものの、経済全体としてみると景気は回復基調であることや、ウォン高、米国の量的緩和縮小などの状況を踏まえた措置とみられる。
 市場も韓国銀行が利下げに踏み切るとほぼ確信している。昨年4月に政府が追加補正予算を編成したことを受け、韓国銀行が同5月に利下げに踏み切ったように、今回も経済副首相兼企画財政部長官に就任したばかりのチェ・ギョンファン氏が41兆ウォン(約4兆円)の景気浮揚策を発表したことに、中央銀行が歩調を合わせると予想されるためだ。
 また、韓国銀行のイ・ジュヨル総裁は先月の金融通貨委後の記者会見で「今後、成長が衰えるリスクが多少大きいとみている」と発言し、金利引き下げの可能性を示唆した。
 年末まで据え置きが続くと見通していた海外投資銀行(IB)も、続々と8月の利下げを予想している。
 市場の関心は「利下げか」「据え置きか」ではなく、利下げの回数に集まっている。ただ、現在の金利水準がそれほど高くないことや下半期の経済成長見通しが悪くないことを踏まえれば、政策金利は政府政策に歩調を合わせるレベルで1回の利下げにとどまる可能性が高いと分析されている。

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