サムスンの半導体展示館=(聯合ニュース)
サムスンの半導体展示館=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の未来創造科学部と産業通商資源部は6日、7月の情報通信技術(ICT)分野の輸出額が142億8000万ドル(約1兆4650億円)となり前年同月比1.7%増加したと発表した。
 世界市場が停滞する中でも、比較的堅調な実績だった。1~7月の累計輸出額は前年同期比3.0%増の981億ドルで過去最高を更新した。
 7月の輸入は5.8%増の71億5000万ドルと集計された。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は71億3000万ドルの黒字。
 先月の輸出は携帯電話や半導体、ディスプレーなどの主力品目がそろって増加した。特に携帯電話(部品含む)は23億1000万ドルと、前年同月比で20%を超える増加率を記録した。このうちスマートフォンは戦略モデルの販売好調を追い風に11億ドルと28.8%伸びた。部品も23.1%増の12億ドルで、22か月連続増加。
 半導体は48億4000万ドルで0.9%の小幅増だった。半導体メモリーが28億6000万ドル(24.2%増)と好調だった半面、システムLSI(高密度集積回路)は振るわず14億7000万ドル(23.1%減)にとどまった。 
 ディスプレーパネルは液晶テレビ向け製品の価格安定や4Kテレビ、大型テレビ向けなどの需要拡大で、5.0%増の24億7000万ドル。デジタルテレビも1.3%増の7億ドルだった。
 輸出先別では、米国(15億6000万ドル)向けが7.1%、欧州連合(EU、11億5000万ドル)向けが17.9%、それぞれ増加した。一方で、最大の輸出先の中国(69億5000万ドル)は4.0%減少した。日本(5億4000万ドル)も14.6%減と振るわなかった。

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