【大邱聯合ニュース】韓国南東部の慶尚北道は28日、口蹄疫(こうていえき)への感染が疑われていた高霊郡の農場の豚について、精密検査の結果、陽性反応が確認されたと発表した。同道では義城郡の養豚場で口蹄疫の発生が確認されたばかりで、感染拡大が懸念される。
 検出された口蹄疫ウイルスはO型。
 同農場では豚約30頭のひづめが剥がれ出血するなど、口蹄疫とみられる症状が見つかっていた。豚舎9棟で2015頭が飼育されており、このうち3棟で症状が確認された。当局はこの3棟の30頭から焼却処分を進める方針。
 周辺の農家でも多数の家畜が飼育されており、感染拡大防止に向け当局は防疫や消毒など対応を強化している。
 同農場では今年5月末から6月初めにかけて、子豚650頭と母豚225頭に対し口蹄疫の予防接種を行っていたことも分かった。
 韓国では今月24日、同道義城郡の養豚場で2011年4月以来、3年3か月ぶりに口蹄疫の発生が確認された。韓国は今年5月に国際獣疫事務局(OIE)から再指定を受けた「ワクチン接種清浄国」のステータスを2か月で失うことになった。

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