客船オーナーの物か、眼鏡発見 「現場から今ごろ？」ずさんな捜査明るみに

旅客船セウォル号沈没事故への関与が取り沙汰せれ、逃亡していた事実上の客船オーナー兪炳彦（ユ・ビョンオン）容疑者が変死体となって発見された。

　国をあげての大捜索の末、生きたまま確保できなかったことで国内に動揺が広がる中、変死体が発見された現場近くで新たに眼鏡が見つかったことがわかった。

　警察は24日「午前10時頃、現場から500メートルほど離れた場所で兪容疑者の物と思われる眼鏡が発見され、確認作業を進めている」と明かした。

　この眼鏡が兪容疑者の物と確認されれば、逃走経路の把握に繋がるとみられる。また、この事実を通して、前日から遺体発見現場の付近を再捜査してきた警察の捜査がずさんであったことが再浮上する、との指摘も上がっている。

　一方、オンライン上には兪容疑者の死体写真が流出。これを受けた警察側は「該当写真が、捜査記録のひとつであることが確認された」とし、「流出者の特定を急いでいる」と伝えた。