ソウル市内のショッピングモール=(聯合ニュース)
ソウル市内のショッピングモール=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は24日、4~6月期の実質国内総生産(GDP、速報値)が前期比0.6%成長したと発表した。成長率は2012年7~9月期(0.4%)以来の低水準。

 成長率の鈍化は旅客船沈没事故以降、民間消費の増加率がマイナスに転じ、知識財産生産物への投資も大幅に減少したため。
 民間消費は財貨とサービス消費がいずれも減り、前期より0.3%減少した。民間消費は2011年7~9月期(マイナス0.4%)以来の低水準で、昨年1~3月期(マイナス0.1%)以来、5四半期ぶりにマイナスとなった。
 建設投資は0.6%増えたものの、前期(5.1%増)を大きく下回った。
 設備投資は輸出などで1.3%増え、前期のマイナス成長から抜け出した。
 輸出は液晶パネル(LCD)、化学製品の輸出増で1.9%増加し、輸入は自動車輸入、居住者の海外消費増で0.8%増えた。
 経済活動別では製造業が1.1%増加し、建設業も0.4%増えた。サービス業の成長率は0.7%で前期より小幅増加したが、卸小売および飲食宿泊(マイナス0.1%)と運輸および保管業(マイナス0.5%)が振るわなかった。
 電気ガス水道業は暖房の需要が減った影響で2.3%減少し、農林漁業も4.1%減った。

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