青瓦台(大統領府)の閔庚旭(ミン・ギョンウク)報道官は23日、朴大統領の休暇の過ごし方について、「(旅客船)セウォル号の状況と日常への復帰、または民生経済の活性化で迷っているようだ」と話した。
セウォル号の状況とは、沈没事故発生から100日がたつにもかかわらず行方不明者が10人残っており、国として難しい時期に大統領が青瓦台を離れ休暇を過ごすことにためらいがあることを意味する。青瓦台にとどまる場合、特にスケジュールを入れず官邸で読書などしながら静かに休養するとみられる。
一方で、セウォル号事故の後、消費者心理の冷え込みで景気低迷が長引いていることから、大統領が休暇に出掛ける姿を見せること自体が消費者心理の回復に役立つとの意見も内部では強いようだ。
朴大統領は就任初年の昨年、7月末から8月初めにかけ1週間の休みを取った。亡父、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の別荘があった南部・慶尚南道の島で1泊2日を過ごしたが、その事実は朴大統領が青瓦台に戻ってから公開された。
そのため青瓦台は今年も、朴大統領が外部に出掛けたとしても行き先は事前に明らかにしないとされる。
青瓦台の秘書官らも朴大統領に合わせて夏休みを取る。
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