柳興洙氏=(聯合ニュース)
柳興洙氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の次期駐日大使に元国会議員の柳興洙(ユ・フンス)韓日親善協会中央会理事長(76)が内定したことが22日、分かった。
 慶尚南道・陜川生まれ。治安本部長(現警察庁長)を務めた警察官僚出身で、全斗煥(チョン・ドゥファン)政権で忠清南道知事、大統領政務第2首席秘書官などを歴任後、釜山で国会議員を4期務めた。2004年に政界を引退し、与党セヌリ党の常任顧問を務めている。
 韓国政府は日本政府のアグレマン(同意)を得る手続きを取っている。
 柳氏は高齢だが「日本通」として知られ、日本の人脈を活用し、冷え込んだ対日関係の解決策を探るよう期待される。柳氏は青瓦台(大統領府)の金淇春(キム・ギチュン)秘書室長とも近いとされる。
 柳氏は国会議員時代の00~04年、超党派の韓日議員連盟の幹事長として、両国の議員外交に深く関与し、日本の政界に知人が多いとされる。現在も韓日親善協会中央会の理事長を務める「知日派」だ。
 1998年には国会の統一外交通商委員長を務め、外交感覚も備えている。
 駐日韓国大使は李丙ギ(イ・ビョンギ)前大使が情報機関・国家情報院長に抜てきされ、1か月以上空席状態が続いている。

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