韓国団体　日本の対北朝鮮制裁一部解除に抗議

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮・朝鮮人民軍出身の脱北者でつくる団体「北韓人民解放戦線」は22日、ソウルの日本大使館前で集会を開き、日本人拉致被害者問題の再調査をめぐり日本が対北朝鮮制裁の一部を解除したことに抗議した。
　同団体は抗議書簡を通じ、日本は日本人拉致被害問題などを調査する特別調査委員会が発足したという北朝鮮の言葉にだまされ拉致犯罪の代価を支払おうとしていると指摘した上で、「朝鮮半島と日本が北の核の脅威からの安全を望むのなら直ちに制裁解除の決定を撤回すべきだ」と主張した。
　同団体は抗議書簡を日本大使館側に直接伝達しようとしたが警察に制止されたため、郵送する予定だ。