【ソウル聯合ニュース】韓国と米国、日本を含む8カ国が国際民間航空機関(ICAO)理事会議長に共同書簡を送り、北朝鮮の短距離弾道ミサイル「スカッド」発射をめぐる問題を提起したもようだ。
 8カ国は書簡で北朝鮮が最近相次いでスカッドを発射した際に国際法で義務付けられている発射の事前通告を怠り安全措置を取らなかったとして、ICAOに対応措置を求めたとされる。
 北朝鮮は国際民間航空条約の当事国としてミサイル発射前に民間航空機の安全のため関連情報を関係国に提供する義務がある。だが、最近発射したミサイルについてはこれを順守しなかったため8カ国が問題提起した。
 韓国政府筋は16日、「これまでは主に韓米日の3カ国が問題提起してきたが今回は参加国が増えたことが特徴だ」と説明した。
 ICAO理事会議長は8カ国の問題提起について今後措置を検討する予定だ。
 これに先立ちICAOは北朝鮮の今年3月末の中距離弾道ミサイル「ノドン」発射について、4月に北朝鮮の民航総局長に民間航空機の運航に支障をきたす行為は事前に関連国に知らせる義務があると指摘している。

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