韓国の自動車部品輸出　上半期ベースで過去最高

【ソウル聯合ニュース】韓国が上半期、完成車だけでなく自動車部品の輸出も過去最高の実績を挙げたことが14日、分かった。
　産業通商資源部によると、上半期の自動車部品の輸出額は135億8000万ドル（約1兆3765億円）で、前年同期に比べ5．4%増加した。

　上半期の輸出額は2011年が110億3000万ドル、2012年が121億6000万ドル、昨年が128億4000万ドルと、最高記録を毎年更新してきた。今年も上半期ベースの最高記録を塗り替えた。
　部品輸出が伸びているのは、韓国完成車の海外販売の好調に伴い韓国製部品の需要が拡大しているため。上半期の完成車輸出は過去最高の255億3000万ドルを記録した。韓国完成車の海外生産台数も増加している。
　また、部品メーカーは韓国完成車だけでなく、海外完成車への輸出の多様化にも力を入れている。現代モービスは2006年に米クライスラーへのモジュール供給を開始し、米ゼネラル・モーターズ（GM）や独BMW、フォルクスワーゲン（VW）などへと供給先を広げてきた。万都もGMや米フォード・モーターなど海外メーカーへの輸出を拡大し、韓国完成車への依存度を下げた。
　産業通商資源部関係者は、下半期も為替などの変動要因があるものの完成車輸出の増勢が続くと見込まれ、部品輸出の見通しも明るいと話した。