視察団はコレール(韓国鉄道公社)、ポスコ、現代商船の企業連合と政府の関係者ら計38人で構成される。ロシア鉄道公社と合同で今月15日から22日まで訪朝し、羅津―ハサン間鉄道や羅津港第3埠頭(ふとう)など現場を視察する予定という。
統一部は、「今度の訪朝は今年2月の現場視察に続き行われる。事業の妥当性を確認することを目的とする」と説明した。
韓国は、2010年3月に発生した海軍哨戒艦「天安」沈没事件を受け同年5月から実施している対北朝鮮制裁措置のため、ロシアを通じて間接投資の形で同事業に参加している。
羅津港とハサンを結ぶ54キロ区間の線路の改修・補修、羅津港の現代化、複合物流事業などを進める同事業は、韓国政府が掲げる「ユーラシア・イニシアチブ」(ユーラシア大陸の物流・エネルギー協力を促進する政策)との連携の可能性があるほか、シベリア横断鉄道プロジェクトとの関係でも注目を集めている。
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