【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は13日、北朝鮮北東部の経済特区、羅先の羅津港とロシア極東沿海地方のハサンを結ぶロ朝物流協力事業に関連し、事業に参加する韓国企業と政府関係者による視察団の2回目の訪朝を承認したと明らかにした。
 視察団はコレール(韓国鉄道公社)、ポスコ、現代商船の企業連合と政府の関係者ら計38人で構成される。ロシア鉄道公社と合同で今月15日から22日まで訪朝し、羅津―ハサン間鉄道や羅津港第3埠頭(ふとう)など現場を視察する予定という。
 統一部は、「今度の訪朝は今年2月の現場視察に続き行われる。事業の妥当性を確認することを目的とする」と説明した。
 韓国は、2010年3月に発生した海軍哨戒艦「天安」沈没事件を受け同年5月から実施している対北朝鮮制裁措置のため、ロシアを通じて間接投資の形で同事業に参加している。
 羅津港とハサンを結ぶ54キロ区間の線路の改修・補修、羅津港の現代化、複合物流事業などを進める同事業は、韓国政府が掲げる「ユーラシア・イニシアチブ」(ユーラシア大陸の物流・エネルギー協力を促進する政策)との連携の可能性があるほか、シベリア横断鉄道プロジェクトとの関係でも注目を集めている。

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