【慶州聯合ニュース】韓国原子力環境公団は13日、韓国南東部の慶州に建設している放射性廃棄物処分場の1段階工事が終了したと発表した。処分場を使用するための許認可手続きを進めているという。
 処分場は地下80~130メートルに放射性廃棄物を処分できるサイロ6基を設けている。直径30メートル、高さ50メートルの巨大なコンクリート構造物で、マグニチュード6.5の地震にも耐えられる。
 処分場には原子力発電所で使用した作業服や手袋、部品など放射性物質の濃度が低い廃棄物が保管される。1段階工事が完成し、10万ドラムの廃棄物を処理することができる。
 同公団は2008年8月、処分場の工事を始めた。安全性をめぐる議論が続き、工事は2回中止となっていた。6年をかけ1段階工事を終えた公団は放射性廃棄物12万5000ドラムを処分できる施設を建設する2段回目の工事に向け、地元住民に対する説明会を行っている。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0