【ソウル聯合ニュース】韓国の陸軍中央捜査団は7日、兵長が銃を乱射し12人を殺傷した事件が発生した第22師団の哨所長の中尉に対する令状を軍検察に請求した。陸軍関係者が明らかにした。
 同関係者は「哨所長は事件発生前後に軍団長の警戒作戦命令に違反したほか、銃器および弾薬庫の鍵の管理不備など戦闘準備に手落ちがあった」と説明。「事件発生直後、隣接哨所に支援を要請するとの理由で事件現場を離れ、指揮者としての責任を果たさなかった」とした。中尉には軍刑法上の特殊軍務離脱、戦闘準備怠慢などの容疑が適用されたという。
 中尉は今年9月に転役する予定だった。今年4月に同哨所の哨所長が監視装備紛失や施設損壊などを理由に解任されたのに伴い、他の部隊の副中隊長を務めていた中尉が同哨所長の職務代理に任命された。
 陸軍関係者は同事件に関連し、ほかの指揮官に対する令状申請については「まだ決定したことはない」とした。

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