朴大統領(右)と習主席(資料写真)=(聯合ニュース)
朴大統領(右)と習主席(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は3日午後、中国の習近平国家主席と首脳会談を行う。両国関係の発展策や北朝鮮の核問題、対日政策などについて協議する予定で、「戦略的協力パートナー関係」をさらに深め、両国関係の新たな道しるべを示すことになるか注目される。
 習氏の来韓は昨年3月に国家主席に就任して以来初めてで、彭麗媛夫人も同行する。中国の国会主席が北朝鮮より先に韓国を訪問するのは初めて。
 両国首脳は会談後、共同声明を発表する予定で、北朝鮮の核問題や日本の過去の歴史問題などに関する内容が盛り込まれるとみられる。とりわけ、慰安婦問題で旧日本軍の関与と強制性を認めた河野洋平官房長官談話の検証報告書公表や集団的自衛権の行使容認など、日本の安倍政権の挑発に対する共同対応や強い警告を示すメッセージが盛り込まれそうだ。ただ、韓中の立場には温度差があり、「日本」の名指しはしないと予測される。
 習氏は来韓中、韓中ビジネスフォーラムで基調演説するほか、中国国家主席として初めて韓国の大学で講演する。夫人の彭氏も韓国の伝統文化を体験するなど「ソフト外交」を行う。
 中国側は習氏の訪韓に合わせ、韓国側にジャイアントパンダを貸し出す。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0