【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が29日午前4時50分から同58分ごろにかけて、南東部の江原道・元山付近から東海に向け短距離弾道ミサイル「スカッド」と推定されるミサイル2発を発射した。韓国軍合同参謀本部が明らかにした。
 合同参謀本部はミサイルの射程が500キロに上ると分析した。北朝鮮が同日の発射を含めミサイルとみられる物体を発射したのは今年に入り11回に上る。26日にも射程300キロの放射砲(多連装砲)とみられる物体3発を発射している。
 合同参謀本部関係者は「ミサイルは東海の北東側の公海上に発射された。北朝鮮はミサイルの着弾地点付近の海上を航行禁止区域に設定しなかった」と説明した。
 韓国軍当局は同日のミサイル発射について、中国の習近平国家主席の来韓(来月3~4日)を前に行われたことから、注目を集めるための一種の「武力示威」との見方を示した。
 韓国軍は北朝鮮の新たな挑発の可能性に備え監視態勢を強化している。
Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0