会見する洪監督=26日、サンパウロ(聯合ニュース)
会見する洪監督=26日、サンパウロ(聯合ニュース)
【サンパウロ聯合ニュース】サッカー韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が26日(日本時間)、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会1次リーグ第3戦の開催地サンパウロで記者会見を開き、「ベストを尽くす」と何度も繰り返した。

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 韓国は27日午前5時(同)キックオフの第3戦でベルギーと対戦する。初戦ではロシアと引き分け、第2戦はアルジェリアに2―4で敗れた。韓国が決勝トーナメントに進出するには、この1次リーグ最終戦でベルギーに勝利することが絶対条件となる。洪監督は「われわれができることをした上で、奇跡を待つ」と力を込めた。
 以下は一問一答。
――ベルギーは韓国に全く注意を払っていない。どう考えるか。
「ベルギーはすでに決勝トーナメント進出が決まっている。彼らにとってこの試合がどのような意味を持つか分からないが、われわれには重要な試合だ。相手がどう出ようと、われわれはベストを尽くす考えだ」
――奇跡を起こす準備はできているか。
「韓国代表はこれまで常にベストを尽くすという姿勢で臨んできた。選手たちがどれほど切実か、私は良く分かっている。まずはできることをした上で奇跡を、奇跡というより結果を待つべきでないかと思う」
――今大会は番狂わせが多い。コスタリカはW杯チャンピオンを破って決勝トーナメントに進出する。インスピレーションを得たか。
「サッカーでは強者が絶対勝つとはいえない。それを念頭に試合に備えている。われわれに何が起こるか、今は予想できない。選手たちが最後のベルギー戦でベストを尽くすと期待する」
――スタメンを変えるか。
「これから考えてみる」
――朴主永(パク・ジュヨン、英アーセナル)がまたスタメン出場するか、関心が高い。
「韓国の全体のバランス、初戦の内容をみると、朴はさほど悪くなかった。第2戦では(チーム全体が)チャンスをつくれなかった。それ以上に守備が簡単に失点を許してしまい、試合が傾いた。全体的には朴が中央でバランスを取ることに問題はなかった」
――メンバー構成や戦術の変化が必要との世論もあるが。
「われわれが判断すべきこと。しっかり準備し、重要な試合に出る選手をきちんと決める」
――失点を減らし大量得点しなければならない試合だが、どのような戦略があるか。
「いずれにしてもゴールを決めて勝ち、(同じH組のほかの試合結果も)待たなければならない。戦略的にもそうしたことを考えている」
――選手らに特に指示したことは。
「決勝トーナメントに進出するにはいくつか条件がある。その条件がわれわれには良くない。国民に希望を与える試合ができれば、と願う。選手たちに(試合を決定する)権限を渡した。ピッチで最善を尽くす姿さえ見せてくれれば、私はそれで満足だ」

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