【ソウル聯合ニュース】韓国・仁川で開催されるアジア大会出場を表明した北朝鮮が、パラリンピックへの参加も検討していることが25日、分かった。
 今月中旬に訪朝した北朝鮮支援団体「プルンナム(青い木)」のシン・ヨンスン共同代表は26日、聯合ニュースの取材に対し、「朝鮮障害者保護連盟の幹部らと話し合ったところ、パラリンピック参加を前向きに検討する考えを示した」と伝えた。
 同団体は米国に本部を置き、北朝鮮の障害者・保健医療施設約20か所に食糧や医薬品などを支援している。
 シン氏は「北朝鮮は最近、国際大会への参加意志を強く示しているだけに、パラリンピックにも参加すると期待している」と語った。シン氏は14日から平壌、元山などを訪れ、障害者福祉施設を点検するとともに北朝鮮側とパラリンピック出場などについて意見を交換した。
 北朝鮮が出場を検討している選手団規模は、卓球、競泳、アーチェリー、陸上の4競技の10~12人になるとみられる。
 北朝鮮は2012年、国際パラリンピック委員会(IPC)準会員としてロンドンパラリンピックに出場した。昨年11月には正会員となった。昨年10月にマレーシア・クアラルンプールで開催されたアジアユースパラゲームズでは競泳と卓球で銀メダル3個と銅メダル1個を獲得した。ただ、これまでアジアパラリンピックに出場していない。
 仁川パラリンピックはアジア大会閉幕から2週後の10月18日~24日に開かれる。

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