最終戦に向け練習を再開した韓国代表=(聯合ニュース)
最終戦に向け練習を再開した韓国代表=(聯合ニュース)
【イグアス聯合ニュース】サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会1次リーグH組で第2戦を終えた韓国代表が24日(日本時間)、ベースキャンプ地のイグアスに戻り、軽めの練習で疲労回復に努めた。
 韓国は前日のアルジェリア戦に2―4で敗れた。H組は2連勝したベルギーが決勝トーナメント進出を決めており、次いでアルジェリアが勝ち点3。初戦で引き分けた韓国とロシアが勝ち点1で並ぶ。韓国が1次リーグを突破するには27日午前5時(同)キックオフのベルギーとの最終戦で勝利することが絶対条件となる。
 この日、洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が選手をピッチに集めるミーティングはなく、選手はすぐに練習に入った。前日スタメン出場した選手はフィジカルコーチの指導の下、軽めのランニングやストレッチを繰り返したが、うつむきがちで表情は硬かった。50分間の疲労回復メニューを黙々とこなすと、まっすぐ引き上げた。
 一方、途中交代やベンチスタートのメンバーはパスやシュート、ゲームなどで体をほぐした。時折笑い声も上がるなど活気が感じられた。
 しかし、決勝トーナメント進出に暗雲が垂れ込める中、チーム全体のムードは明るいとはいえない。疲労回復だけでなく、大量失点で完敗を喫した精神的ダメージから立ち直る必要もありそうだ。
 最年長でチームのまとめ役を担うベテランDF郭泰輝(クァク・テヒ、サウジアラビア・アルヒラル)は練習を終えた後、「応援してくださるファンを考え、良い試合を見せようと選手らで話し合った」と明らかにした。「考えを切り替えれば精神力が変わる」「きっとムードを変えられる」と言い切った。

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