兵士は大学1年在学中の2012年12月に入隊。昨年2月に現在の部隊に配属され、今年9月に除隊予定だった。昨年4月に実施された人性検査では「A級関心兵士」の判定を受けたが、同11月の検査ではやや改善したと判断され、「B級関心兵士」となり、今年3月の検査では問題がないとの判定を受けた。
関心兵士は特別関心対象者の「A級」、重点管理対象の「B級」、基本管理対象の「C級」の3段階に分類される。
兵士は21日午後8時15分ごろ、江原道高城郡にある陸軍部隊で銃を約10発発砲。5人が死亡し、7人が負傷した。
国防部関係者によると、警戒勤務を終えて帰還中だった兵士は手投げ弾を投げたうえ、兵士の宿舎の方向に移動しながら銃を数発撃ち、宿舎内で乱射した。
死亡者5人のうち3人は宿舎外で、2人は宿舎内で撃たれた。手投げ弾による死亡者はいないという。
韓国軍が非常態勢をとり、逃走した兵士の行方を追うともに、乱射事件の背景を調べている。
韓国では2011年7月に兵士が銃を乱射し、4人が死亡したほか、2005年にも兵士が銃を乱射し、8人が死亡する事件が起きている。いずれも部隊内でのいじめが原因とみられている。
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