21日午後8時15分ごろ、江原道高城郡にある陸軍部隊の見張り所で、22歳の兵士が同僚兵士に銃を乱射した。乱射した兵士は銃と実弾を持って逃走中。韓国軍が非常態勢をとり追跡しているが、22日午前現在、行方はまだ分かっていない。
北朝鮮側に逃走した可能性のほか、近くの地域に隠れていることも考えられ、住民らは不安を隠せずにいる。事故現場から4~5キロ離れた地域の住民らは不安な気持ちで状況を見守っている。ある住民は「逃走した兵士が現れるか不安だ。できるだけ早く身柄を確保してほしい」と早期解決を求めた。
週末を迎え、東海岸を訪れている観光客らも不安の声を上げる。家族と共に観光にきた30代の男性は「(事故発生を聞いて)非常に驚いたし、不安だ。予定を早め、この地域を出て行くつもりだ」と話した。
韓国では2011年7月に兵士が銃を乱射し、4人が死亡したほか、2005年にも兵士が銃を乱射し、8人が死亡する事件が起きている。いずれも部隊内でのいじめが原因とみられている。
軍当局は逃走した兵士の行方を追うともに、乱射事件の背景を調べている。
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