握手を交わす朴大統領とベルドイムハメドフ大統領=20日、アシガバート(聯合ニュース)
握手を交わす朴大統領とベルドイムハメドフ大統領=20日、アシガバート(聯合ニュース)
【アシガバート聯合ニュース】中央アジア3カ国を歴訪中の朴槿恵(パク・クネ)大統領は20日、最後の訪問国トルクメニスタンに到着し、同国のベルドイムハメドフ大統領と首脳会談を開催した。
 韓国大統領が同国を訪問するのは、朴大統領が初めて。永世中立国である同国は、確認されている天然ガスの埋蔵量が世界4位で、ガス田開発のための大規模プラントの需要が高まる中央アジアの新興経済国だ。
 首都アシガバートで行われた首脳会談を契機に、韓国側は今月着工予定の化学処理プラントで生産される高密度ポリエチレンおよびポリプロピレンの販売権(10年間70億ドル=7434億円相当)、ガス脱硫設備で生産される硫黄の販売権(5年間7.5億ドル相当)を確保した。
 また、両国は20億ドル規模の化学プラント建設の協力や30億ドル規模のガス液化プラント建設協力など、新規大型プラント建設事業でも合意し、経済協力の枠組みを構築したと青瓦台(大統領府)は伝えた。
 青瓦台の関係者は、トルクメニスタンは天然ガス田開発に関連する大規模インフラの需要が続いているが、これまで韓国との経済協力には至らなかったと説明。朴大統領の訪問により、韓国企業の活動に有利な条件を整えたと評価した。

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