【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は17日、韓米合同軍事演習や米国のミサイル防衛(MD)システム構築を強く非難した上で、核抑止力を持って対応するとの立場をあらためて示した。
 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は同日、論評を通じ「南朝鮮(韓国)陸軍と(米軍との)核・生物化学兵器排除を目的とした連合演習が敢行されている。これは共和国(北朝鮮)を力で圧殺しようとする米国の無謀な狂症だ」と強調した。
 また、米国の軍事的暴力に対しては核抑止力を行使するとの考えを示し、「強い威力の核抑止力がわれわれの空と大地、海を頼もしく守護している」と主張した。
 韓国陸軍は今月9日から7月1日まで、米カリフォルニア州にある米軍のナショナルトレーニングセンター(NTC)で韓米合同軍事演習を行っている。
 さらに同紙は韓国が米MDの中核システム、高高度防衛ミサイルTHAADの導入を検討していると主張し、「われわれは黙って見ているわけではない」と威嚇した。

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