【安城、仁川聯合ニュース】韓国旅客船セウォル号の沈没事故で、安城警察署は13日、同船の運航会社・清海鎮海運の実質的オーナー、兪炳彦(ユ・ビョンオン)容疑者の兄、ビョンイル氏を緊急逮捕した。
 ビョンイル氏は横領や不動産実名制法違反のなどの疑いで検察の捜査対象となっていた。逮捕状が出された指名手配者ではないという。数年間にわたり、清海鎮海運から顧問料として毎月約250万ウォン(約25万円)を受け取ったとされる。
 ビョンイル氏は兪容疑者が創設した新興宗教団体の施設「クムス院」(京畿道安城市)近くの警察の検問で検挙された。警察はビョンイル氏の身柄を仁川地検に引き渡す予定だ。
 仁川地検は先月11日、ビョンイル氏を被疑者として取り調べたが、その後の検察の出頭要請に応じず、検察と警察が行方を追っていた。今後、顧問料を受け取っていた経緯や兪容疑者の行方などについて調べる方針だ。
 検察は調査結果を踏まえ、14日にも拘束状を請求するという。

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